線質
放射線の種類により、同じ吸収線量での影響の程度は異なる。放射線の線質を表す指標は LET(線エネルギー付与)[keV/μm]であり、放射線の飛跡に沿った単位長さあたりのエネルギー損失を表す。γ線、X線、β線は低LET放射線であり、 中性子、α線、陽子線、重陽子線は高LET放射線である。放射線の線質の違い、すなわちLETの違いによる影響の違いを表す指標として生物学的効果比(RBE)が用いられる。基準放射線としてはX線(管電圧250kV)やγ線が用いられるため、X線やγ線のRBEは 1 となる。
RBE = (ある効果を得るのに必要な基準放射線の吸収線量)/(同じ効果を得るのに必要な試験放射線の吸収線量)
一般に高LET放射線の方がRBEは大きいが、LETが100keV/μmを越えるあたりからRBEはかえって減少する。これは overkill と呼ばれるが、細胞を殺すために必要なエネルギー以上の エネルギーが無駄になっているからと考えられている。
また下記のサイトに私がまとめた資料を示しております。