染色体異常について

染色体の数又は構造の変化を伴う遺伝情報の変化を染色体異常という。染色体異常には様々な種類のものがある。染色体の様々な位置で DNA 2本鎖切断が生じて誤った修復が起こった場合、どのような染色体異常が起こりうるだろう。

染色体1 a b c d – e f g h i j k l

染色体2 m n o – p q r s t u

① 染色体1 の a – b 間と k – l 間で DNA 2本鎖切断が生じ、誤って b 側の末端と k 側の末端が結合されると環状染色体が生じる。(1本の染色体に2本の切断が起きた場合は中間欠失、逆位、環状染色体。1本の染色体に1つの切断が起きた場合末端欠失となる。)

② 染色体1 の h – i 間と染色体2 の s – t 間でDNA2本鎖切断が生じ誤って h 側の末端と s 側末端が結合されると2動原体染色体が生じる。(2本の染色体にそれぞれ1つの切断が起きた場合は2動原体染色体、転座となる)

③ 染色体1 の h – i 間と染色体2 の s – t 間でDNA2本鎖切断が生じ誤って h 側の末端と t 側末端が結合され、同時に i 側の末端と S 側末端が結合されると転座が生じる。

また下記のサイトに私がまとめた資料を示しております。

第1種放射線取扱主任者まとめ集

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