急性障害・晩発障害 X線やγ線による高線量急性被ばくでは、全身被ばくする場合と局所被ばくする場合で様相が異なる。全身被ばくでは致死が問題となり、局所被ばくでは高線量を被ばくしても致死とはならず、被ばくした組織や臓器の障害 […]
カテゴリーアーカイブ: 第1種放射線取扱主任者問題・解説
イオン交換樹脂
イオン交換樹脂 イオン交換樹脂はイオン交換基をもつ高分子であり、水溶液中のイオンと樹脂自身に吸着しているイオンを交換する。イオン交換樹脂が水溶液中のイオンを吸着する強さがイオンによって異なり、この性質を利用してイオンを分 […]
実効線量の評価
実効線量の評価についての記述 Ⅰ 低線量放射線の確定的影響)を評価するための線量として実効線量が定義されている。実効線量は線質効果と組織の感受性を勘案して評価されるが、直接測定することができないため 測定できる実用的な「 […]
バイスタンダー効果
バイスタンダー効果・・・低線量発がんのリスク評価 放射線の影響は、線量が低くなればなるほど他の要因による影響と区別がつけられなくなるため、現状では比較的高い線量域で得られている結果を外挿して、低線量域においても同様に直線 […]
溶解度積2
溶解度積についての記述2 水溶液から目的物質を固体の沈殿として分離する場合固体の水への溶解度が分離の効率(収率)を決定する。一般に陽イオンAと陰イオンBからできている水への溶解度が小さい難容性塩 AmBn の沈殿が生成す […]
内部被ばく
内部被ばくに関する記述 Ⅰ 放射性物質が体内に侵入経路には経口摂取、吸入摂取、経皮侵入の3つの経路がある。経口摂取された放射性物質の消化管吸収率は、ヨウ素のように高いものと酸化プルトニウムのように 低いものものとがあり、 […]
DNA損傷
DNA損傷 放射線により細胞には様々なタイプのDNA損傷が生じる。代表的なものとして、DNAで構成するチミンにヒドロキシラジカル(OH*)が付加されることで生じるチミングリコールなどの塩基損傷やDNA糖鎖の損傷によるDN […]
溶解度積
溶解度積についての記述 難溶性塩 CuS の溶解度積 Ksp(cus)は飽和水溶液における固ー液平衡 CuS – CuS2+ + S2- のイオン濃度の積 Ksp(cus) = [Cu2+][S2-] で表さ […]
非密封の放射性同位元素を取り扱う作業
非密封の放射性同位元素を取り扱う作業に関する記述 Ⅰ 非密封の放射性同位元素を取り扱う作業では、空気汚染による内部被ばくを生じない作業環境を作ることが重要である。空気の汚染には放射性物質の空気中への飛散率が 関係している […]
放射性ヨウ素のタンパク質への標識法
放射性ヨウ素のタンパク質への標識法・・不足当量法の応用 直接法・・・直接チロシンのフェノール基に I+ を導入する方法。主にクロラミンT法、ヨードゲン法、ラクトパーオキシダーゼ法(標識効率が低い) 間接法・・・チロシンの […]