β-壊変
放射能は単位時間当たりの壊変の数として与えられ、100% β- 壊変する核種では単位時間当たりに放出される β- 線を測定し、その全数を求めることにより決定できる。 この放射能の測定において標準線源を用いることなく直接測定する方法は絶対測定法と呼ばれ、これに属する方法には幾何学的効率を 一定にして測定する定立体角法、連続してほぼ同時に放出される複数の放射線に着目して測定する同時計数法などの方法がある。一方、測定する試料と性状の等しい 標準線源からの β- 線を測定してその計数効率を求め、間接的に放射能を測定する方法は、相対測定法と呼ばれる。β- 壊変に続いて γ線の放出を伴う核種に適用できる Ge 検出器を用いたγ線スペクトロメトリに基づく放射能測定もこの一つであり、着目するγ線の全吸収ピークの計数率と放射能の関係を あらかじめ標準線源を用いて求めておき放射能を決定する。
また下記のサイトに私がまとめた資料を示しております。