蛍光ガラス線量計

放射線を照射したガラス(銀イオンを含有した銀活性リン酸塩ガラス素子)に紫外線を当てると蛍光(オレンジ色)を発生するラジオフォトルミネッセンス現象を利用した線量計。測定範囲は0.03ms〜10Sv

熱ルミネッセッンス線量計

固体の熱ルミネセンス現象を利用した線量計。高感度で温湿度の環境変化にあまり影響されず、一回の測定で積算線量に係る情報が消失してしまう。加熱した時に蛍光として放出される。

OSL線量計

放射線との相互作用により、そのエネルギーを蓄積した物質に光照射を加えた時に現れる蛍光を光刺激ルミネセンスといい、通常の熱刺激では解放されない。

電離箱式線量計

一般に「ポケット線量計」として知られている。主にγ線、X線を測定する。あらかじめ電荷を充電した電離箱内に放射線が入射し、、その放射線によって電離する現象を利用したもの。

アルベド型線量計

高速中性子の被ばくの測定に用いられる。人の入射した高速中性子が体内の水素などによって減速され、体内から出てくる熱中性子を測定することにより求める。

バブル線量計

媒質中の小さな過熱液滴が放射線による熱衝動で突沸する音や泡を生じることを利用する。

固体飛跡検出器

プラスチックなどの絶縁性の固体中を陽子以上の重荷電粒子が通過すると、通路に沿って固体の原子配列に歪みが生じ、放射線損傷が生じる。この損傷を化学薬品によるエッチングによって拡大し、その大きさ、 入射方向、形状などを光学顕微鏡で直接観測できる検出器。また中性子の場合、検出子に荷電粒子を発生させる物質(ラジエータ)を密着させて使用する。検出子に入射した粒子の飛跡に生じた穴(エッチピット)の数から検出子に入射した中性子線量を知る。

アラニン線量計

アラニンを主成分としたパラフィン、フィルム等で作られた固形素子に放射線を照射した際にその吸収線量に比例して生じるラジカルの相対濃度を電子スピン共鳴(ESR)を用いて測定する。

DIS線量計

小型の電離箱に流れる電気量を半導体に蓄積した電荷の減少として高感度で読み取る線量計。

 

また下記のサイトに私がまとめた資料を示しております。

第1種放射線取扱主任者まとめ集

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です